3/07/2011

ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ

田舎町の下りの最終列車に乗った男性は、いい気持ちになって眠ってしまいます。目覚めると、乗った時にはたくさんいた乗客も、自分一人になって静まりかえっていました。ところが、自分一人だと思っていた車内には4匹のねずみがいて、列車が止まるごとにさらにいろんな動物達が乗ってきて、動物達はいろんなおしゃべりを始めます。

見開き2ページがイラスト、次の2ページが真っ黒の背景にテキストだけ、というのが田舎の山奥を暗い中電車が走っているという様子をよく表していたと思います。 真っ暗な中を走る電車のように、動物達の会話の展開もどうなるのか先が読めず、大人もドキドキしながら楽しめると思います。

5歳の息子には少し長いお話だったし、どの程度理解できたかな?と思いましたが、人間がどのように動物を扱っているか、とか夜の、田舎の静けさの雰囲気を感じ取ってくれたらなと思いました。この絵本を読んでいると、子どもの頃、夜というものが少し怖くて未知なものだったことを思い出しました。

動物達は終点の駅の一つ手前で皆降りていきます。その後に現れた車掌さんは動物達のことは全く知らずに、男性が夢を見ていたんだと言います。読み終わって、息子に「動物達は本当に列車に乗っていたと思う?」と聞いてみました。答えはノー。「だって動物は(そもそも)洋服を着たりしないでしょ」ですって。お話の中のことはお話上でのストーリーだと、5歳になると割り切れるようです(笑)

1/04/2011

おしょうがつさん

冬休みに入る前日本語学校の図書館で偶然見つけて、これはちょうどいいと借りた本です。まず表紙の切り絵のようなかるたのイラストに惹かれました。いつものスタイルとは違うので、まさか大橋歩さんによるものとは思いませんでした。

谷川俊太郎、大橋歩のコンビニよるこの絵本。残念ながらもう絶版のようです。見開きの左が文。右が大きくはっきり、色もきれいなイラスト。谷川さんの文は、それぞれのお正月アイテムを特に説明するでもなく、子どもがいい出しそうな発想の文です。

もう15年以上日本のお正月には縁がない私にとっては、取り上げられている物(門松、お供え餅、おせち、お年玉、福笑い、羽根つき、こま、たこ、こたつ、みかん、日めくりカレンダー)が今さらのようになつかしく、日本のお正月を知らない息子にとっては、こういうものがあるんだよと説明できただけでもよかった。息子は羽根つきに興味をもったようです。ピンポンみたいなの!?と言ってましたけど。

1/03/2011

絵本への思い

私には子どもの頃に誰かに絵本を読んでもらった記憶がほとんどありません。家にあった絵本で辛うじておぼえているのは、



といさごむしのよっ子ちゃん。他にレコードと一緒になったセットのもの。

そんな私だったので、息子が生まれるまではあまり絵本との縁がありませんでした。彼が生まれてからは、日本語と英語の絵本、どちらも二人で一緒に楽しんでいます。日本語の絵本を書店で直接手に取る機会がないのは残念ですが、絵本のサイト等で下調べをして、手元に置いておきたいと思うものはネット書店で取り寄せています。息子が当地の日本語学校に通い始めてからは、学校の図書館を多いに利用させてもらってもいます。

元々古いもの好きなので、ビンテージの絵本を集めるのも趣味の一つです。息子も、古いものだから嫌がるという風もなく、イラストはかえって古いものを好んでいる気さえします。

そんな親子の絵本の記録、ほかの方ともシェアしたいことなど、こちらで綴っていけたらなと思います。